どの高齢者向けの施設や事業所でも介護職の確保が困難な現状では、常に求人募集を行なっていることが多い。
そのため、資格と経験の有無に関わらずほかの業種に比べて就職先や転職先が見つけやすいと言われているのが介護職だ。
これから介護職の仕事に就くためには、福祉系の高校や大学、養成スクールを卒業する方法と介護職員初任者研修を受講し訪問介護で実務経験を積み段階を踏んで資格を取得していく方法がある。
介護職員初任者研修では、職務の理解をはじめ、介護業務の基本や老化の理解などの講義と実技を学ぶ。
修了者は介護業務を行ないながら、次のステップとなる介護職員実務者研修を受講すると良い。
介護職員実務者研修は、初任者研修に比べて受講科目も多く時間がかかる研修だが、この研修を全て修了することで介護福祉士の国家試験の受験資格を手に入る。
介護福祉士になれば、介護施設でサービス提供責任者として介護職員の指導やケアマネージャーとの連絡などの仕事を任せられることになる。
一般的な介護業務のほかにも、社会福祉関係や精神保健、老人と障がい者の心理などさまざまな知識が必要となる難易度の高い試験に合格する必要がある。
そのためには、それなりの受験勉強が重要となるため、効率的に知識を身につけるために通学タイプや通信タイプの講座を受講することが多いようだ。
講座には数ヶ月もかける講座や試験前の数週間の講座などがある。
合格したあかつきには、介護のプロと認められ活躍できることはもちろん、就職や転職の際にも優位となる点もメリットだろう。
このように、介護職を目指すために知っておきたいことは多いので前もってリサーチしておくことが大切だ。