クライスラーの奇行が印象に残った

2月8日のNHK「ラララクラシック」では、ヴァイオリニスト
のクライスラーが取り上げられていました。

彼は、12歳でパリ国立高等音楽院を1等賞で卒業。
それ以来、誰からもヴァイオリンを習っていない天才です。

しかし、彼には奇行が多く、印象に残りました。

一般教養を身に付けためにいきなり医学部に入ったり、
20歳で陸軍に入隊し、第一次大戦に出征したり…
とプライベートでの奇行もいくつかあります。

加えて、音楽活動でも、練習嫌いで知られており、
ぶっつけ本番で演奏に臨んでいました。

妻が心配して、1日最低30分は練習するように
と監視していたそうですから、まるで子供です。

クライスラーの極めつけの奇行は、自作の曲を
昔の作曲家の曲と偽って発表したこと。

彼の作品では、「愛の喜び」が有名ですが、
この曲も昔の作曲家の作品として発表されました。
クライスラーの名は、「編曲者」となっていました。

しかし、後年、クライスラーは真相を告白しました。
これについては、批評家から様々な批判がなされました。

例えば、ファンをバカにしている、倫理的に問題がある、
クライスラーの曲と知ったら愛好されなかっただろうなど。

しかし、名前を偽った楽譜はプレミアムがつき、出版社
から損害賠償請求をされることもありませんでした。

クライスラーは才能も人気もあったため、こうした
「奇行」も含めて、ファンに愛されていたのかもしれません。

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